高橋真琴の軌跡

History

1934: 8月27日、大阪市住吉区に男3人兄弟の長男として誕生。
1947: 東中学校入学、図書室で雑誌『ひまわり』を見て、中原淳一の絵に感動する。
抒情画に興味を持ち将来進む道を決める。
1950: 大阪市泉尾工業高校・色染科に入学。
1953: 榎本法令館より『奴隷の王女』を出版、漫画家としてデビュー。
1957: 雑誌『少女』（光文社）夏の増刊号に「悲しみの浜辺」掲載。
1958: 『少女』に連載漫画「あらしをこえて」を掲載、一躍人気作家となる。
この頃より、文房具やハンカチなどの日用品のイラストを手がけるようになる。
アトリエを大阪から東京に移す。
1960: 学習誌『小学一年生』（小学館）などにカラー口絵や絵物語を描き始める。
1963: この頃より『少女フレンド』（講談社）や『週刊マーガレット』、『りぼん』（集英社）などの数多くの少女向け雑誌のカラー口絵や絵物語、表紙画などを描き始める。
東京から千葉県佐倉市にアトリエを移す。以後、佐倉市に在住。
1967: 『デラックス・マーガレット』（集英社）の表紙画を描き始める（1976年まで）。
初のヨーロッパ旅行へ。
1972: 小学館学習誌『よいこ』に、世界の名作物語のイラストを描き始める。
1960年代～80年代までは、雑誌の表紙、口絵、挿画などの作品を発表するほか、文房具・布製品・自転車など数多くの商品デザインを手がける。
1987: 千葉県佐倉市に「真琴画廊」を開廊（現在は閉廊）。
原画やグッズの展示を始める。
1992: 第1回個展を開催。
大きな反響を得て、以後、毎年定期的に東京と関西で新作を発表。
1995: 初の画集『あこがれ』（光風社出版）刊行。
1997: 弥生美術館で個展「高橋真琴～永遠の少女たち～」を開催。
高橋真琴グッズ「MACOTOシリーズ」（スーパープランニング）を発売。
1998: （株）スーパープランニングからMACOTOシリーズを発売し、話題を呼ぶ。
1999: 画集『少女ロマンス高橋真琴の世界』（PARCO出版）刊行。
2000: 『もりのおともだち』（小学館）を刊行。
『BRUTUS 2001年11月号』（マガジンハウス）表紙イラストを手がける。
2001: 雑誌『BRUTUS』（マガジンハウス）宝塚歌劇特集号の表紙画を手がける。
画集『MACOTOのおひめさま』（PARCO出版）刊行。
2003: 『高橋真琴のおひめさまえほん』（ブッキング）より「にんぎょひめ」「おやゆびひめ」「シンデレラ」「ねむりひめ」「しらゆきひめ」を復刊。
『高橋真琴画集愛のおくりもの』（美術出版社）を刊行。
『Gothic & Lolita Bible Vol.10』（インデックス・コミュニケーションズ）の表紙にイラストが使用される。
『みづゑ 2003冬号09』（美術出版社）の表紙イラストを手がける。
2004: 絵本『うろこひめ』（文・嶽本野ばら、主婦と生活社）の絵を担当する。
2006: 『高橋真琴の少女ぬりえ日本のおひめさま』と『高橋真琴の少女ぬりえ世界のおひめさま』（講談社）を刊行。
『パリ-東京／さくら並木』（小学館クリエイティブ）が復刻される。
2007: 神戸山手女子中学校・高等学校のオープンスクールパンフレット画を手がける。
2008: 「佐倉チューリップまつり」ポスター画を手がける。
2010: 美術館「えき」KYOTO、八王子市夢美術館にて「高橋真琴の夢とロマン展」開催。
2011: 「佐倉フラワーフェスタ2011」ポスター画を手がける。以後毎年「佐倉フラワーフェスタ」のポスター画を担当。
画集『MACOTOPIA』（復刊ドットコム）刊行。
2012: 京都国際マンガミュージアムにて「少女マンガとファッション中原淳一と高橋真琴の世界」展開催。
2013: 「Victorian maiden」とのコラボレーション商品の販売開始。
画業60周年記念画集『夢見る少女たち』（PIE International）刊行。
2014: 西武渋谷店にて「高橋真琴の原画展～夢見る少女たち～」開催。
2015: 画集『真琴の美学』（復刊ドットコム）刊行。
平田本陣記念館、伊達市梁川美術館、阪急西宮店にて「高橋真琴の原画展～夢見る少女たち～」開催。
佐倉市立美術館にて「高橋真琴の原画展～佐倉で描かれた少女たち～」開催。
2016: 『高橋真琴ぬりえブック』（玄光社）刊行。
2017: 『ロマンティック乙女スタイル』（PIE International）刊行。
「コムデギャルソン」2018年春夏コレクションに作品が使用される。
2018: 銀座三越にて「高橋真琴展 The Classic画業65周年少女絵の原点」開催。
佐倉親善大使に任命される。佐倉市内のコミュニティバスに作品が使用され、ラッピングバスの運行が開始される。
2019: GALLERY小さい芽にて「画業66周年高橋真琴個展花のフェスティバル」開催。
銀座三越にて「高橋真琴展夢少女」開催。
2020: 仙台三越にて「高橋真琴個展星の瞳の少女たち」開催。
GALLERY小さい芽にて「高橋真琴個展夢のユートピア」開催。
2021: 『高橋真琴の宝石箱』（講談社）刊行。
2022: 池袋東武にて「米寿記念春の章」開催。
日本橋三越にて「米寿記念夏の章」開催。
松坂屋名古屋店にて「米寿記念秋の章」開催。
大丸心斎橋店にて「米寿記念冬の章」開催。
『高橋真琴のお姫さまとヒロインたち Etoile』（PIE International）刊行。
『高橋真琴のおひめさまものがたり』（株式会社Gakken）刊行。
2023: ART SPACE SKY GALLERYにて「真琴画廊POP UP GALLERY 春色の夢」開催。
真琴アート株式会社設立。
銀座三越にて「画業70周年記念愛のおくりもの」開催。
大丸神戸店にて「画業70周年記念高橋真琴展」開催。
池袋東武にて「画業70周年記念物語絵の魔法」開催。
2024: ART SPACE SKY GALLERYにて「卒寿記念展お姫さまの夢の国」開催。
GALLERY小さい芽にて「卒寿記念展メルヘンの小部屋」開催。
伊勢丹新宿店にて「卒寿記念展 MACOTO JAPON」開催。
阪急うめだ本店にて「卒寿記念展永遠の煌めき」開催。
ブライトリンク企画デザインのカプセルトイ販売開始。
11月17日、高橋真琴永眠。
2025: ART SPACE SKY GALLERYにて「高橋真琴追悼展永遠のマコトピア」開催。